社交ダンスがここまで多くの人に親しまれるようになったのは、それだけ魅力的な要素が含まれているからではないでしょうか。2020年から世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス蔓延状況に伴い、一時期のようなブームはなくなったものの、コアなファンを中心に楽しまれています。
日本のみならず、海外でも多くの人に受け入れられている社交ダンスは、舞踏室を表すボールルームで行われることからボールダンスとも称されます。
スポーツ的な要素も多分に含まれるボールダンスですが、マナーを守ることも強く求められます。男女のペアが激しく動き回るため、他のペアとの接触や衝突などに見舞われることも珍しくありません。万一、そのような事態に直面した場合には、速やかに謝るなどの対処をすることが大切です。周囲で社交ダンスを見ている人にとっては、ダンスのパフォーマンスもさることながら、周りへの配慮や立ち振舞いなども重要なチェックポイントとなります。
激しい動きを取り入れたダンスの場合、滑って転倒するなどのハプニングが発生することもあります。そのような時にも決して慌てることなく、冷静沈着にすることが大事です。
健康志向や健康社会への取り組みに大きく寄与する社交ダンスは、比較的高齢者にも受け入れられています。ハードな動きでないことに加えて、極端な柔軟性が必要ないことも理由です。基本的には大きく足を上げたり、身体をのけ反らせたりということもありません。ベーシックなステップの連続のため、還暦を過ぎてから始める人も多いのではないでしょうか。
パートナーがそばにいてくれることも社交ダンスの大きな特徴です。細かな動作を忘れてしまっても、大丈夫という安心感もあるかもしれません。自分の姿勢に対しても自然と気を使うことになるため、リハビリにもなります。 もちろん、小学生から社交ダンスを始めるのも良いことです。小さいうちから、リズミカルな動作が身に付きます。