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「フォトン・ベルト――超振動光子群帯」

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竜人種の促成栽培というか強制栽培だね。もの凄く例外的な方法だから、ついていけない人間は逆に蓄類に堕ちる。頭も感性も、金や能力といった面でも。(伯壬旭軍帥)

インタビュー・シリーズ「フォトン・ベルト――超振動光子群帯」

フォトン・ベルト ──最近自分はここ何年か振りに精神も肉体も快調さを取戻してワクワクしているんですが、元気のない方も多いですねえ。何なんでしょうか。

伯壬旭軍帥(以下、帥) 世界はいよいよ二種類の人類に分れ始めたからな。

──そうなんですか。二種類といいますと?

帥 超人種というか神人種というか、竜人種といってもよいが、そういう、これまでの宇宙の分離膜を破って反世界まで自在に貫入できる人種と、逆に人間というよりは”畜類“といった方がよい人種だ。

──どうしてそういうことが起ったのでしょうか。

帥 僕の仕事によってだ。僕が反世界を引き寄せてしまったからだ。反世界に貫入できる者が出現して来たことは、貫入できず旧来の常識でしかものごとの判断ができず行動できない者は反比例して人間から蓄類に堕ちていくわけだ。宇宙はみんなお手々つないでなんて、人道主義者が考えるようなヤワな世界ではない。傑出した者を数の論理で制約する悪しき民主主義、悪しき平等主義なんて宇宙のどこにも存在していない。神々でも悪魔でも並ぶ時は格によって自動的に順番ができる。格の低い者が高い者の前に出ようとしても出られないのだ、エネルギーの質と量の差によって。たとえ一瞬出ても瞬時に本来の位置に体が自動的に引戻されてしまう。

──自動的なんですか。

帥 自動的だ。また、神人種が出るということはこれまでの人間の立場から後退する者が出ることを意味する。これまた自動的だ。作用反作用の法則だ。一人の神人が出現したら一人の人間が蓄類に後退するなんて程度の生易しいことじゃない。一人の神人が持つエネルギーの力に拮抗するには何人もの――恐らく一万人ぐらいの――人間が蓄類に堕ちる。それくらいしないとバランスしない。人類の数が65億人でその中の一万分の一の人が神人になるとすれば神人種は65万人、あとは蓄類に堕ちることになる。まあ最初の段階の比率だけどね。神人種が増えてくるにつれて、神人種の教育及び訓練を受けてただの人間の中からも神人種に、いや竜人種といった方がいいな、竜人種に変身する者が出てくるから比率はもっと下るとは思う。

──竜人種に憧れ、自分も竜になりたいと心から願う者には機会が与えられるのですね。

帥 与えられる。その代り、竜人種に反感を持ち嫉妬しか持たない者はどんどん蓄類になり下っていく。数の論理で竜人種の支配体制を覆そうにも竜人種が全ての力を握ってしまっている以上、どうにもならない。そういう無力感の波動が既に来ている、未来から。皆さんは折角私に繋がっているんだからこの無力感の波動に巻込まれぬよう、自分も竜人になるぞ!という志を強固に持ってもらいたいものだ。他の人類に比べて皆さんはどれほど特権的立場にあるか、認識してもらいたいね。


──話を戻します。先ほど軍帥は人間は二つの人種に分れる、と仰言いましたが、同じことをヒットラーが言ってますね。

帥 ヒットラーの予言て奴か、読んだことないが。

──ええ、そうです。ヒットラーは一九三九年にちょうど百年後の人類について予言してるんです。ヒットラーは超人種と動物人種に分れる、と言ってます。その動きは一九八九年から始まるとも言ってます。

帥 ほう、一九八九年といえばベルリンの壁崩壊の年だな。僕の悪魔戦争は八七年の一月に終っている。その影響がベルリンの壁崩壊に繋がったことは間違いない。

──一九八七年の一月に神と魔の合体式を軍帥が挙行されたのでしたね。

帥 そう。その影響で米ソが対立関係をやめた。

帥 ヒットラーの言う二○三九年て年はよく分らないが、2012年12月22日に人類は消滅するという予言がマヤ暦にある。

──メキシコのマヤ文明の暦ですか。

帥 そう。マヤ暦は2012年12月22日で終っているという。マヤ暦の研究家によるとマヤ暦とは信じられぬぐらい正確に太陽系の動きを捉えているという。太陽系の動きといっても惑星のことじゃないよ、太陽系自体が我々の銀河系の中心──プレアデス星団の中にある「中心太陽」──の回りを約26000年、正確にいうと25960年周期で一順するのだが、このことをマヤ暦は完全に認識しているとのことだ。

──凄いですね!

帥 その太陽系のマクロ的な動きの中で全てが示され、その暦によると2012年に人類は消滅するらしい。

──あと6年ですか!

帥 必ずしも人類の全滅を意味するものではなく、旧人類の栄華の終焉を意味するのだろう。そして竜人種、ヒットラーの超人種が脚光を浴び、旧人類の殆どの者は蓄類に堕ちていくことを予告しているのだと思う。要するに人間が一番偉いと思って来た連中に対して神の鉄槌が下されるということだろう。

──最後の審判ですね。

帥 そうだ。最後の審判という考え方は何もキリスト教だけのものではなく、イスラムにもあるし、アメリカ・インディアンの信仰の中にもあるらしいよ。痴共はせせら笑うと思うがね。そのせせら笑いが一変して恐怖に引攣るのも知らずにね。

──はい。それはそうと、さっきのプレアデス星団のことですがフォトン・ベルトと関係があるのですか。

帥 大有りらしいよ。僕は予言書みたいな極物は余り好きじゃなく、余り読まないし、ましてやそのまま信じるなんてことは全くしない性なのだが、フォトン・ベルトには一応の物理学的裏付けがあるのでちょっと目を通した。

帥 フォトンとは光子のことだ。さっき言った銀河系の中心太陽だが、そこから超振動の光子群が吐出されていてそれが我が銀河系内にドーナツ状の密雲を形成している。NASAが撮った写真を見た。写真ではドーナツ面が縦方向に映っていた。ちょうどサーカスのライオンの火の輪くぐりの火の輪みたいな形で。我々の太陽系は二万六千年に一度この火の輪フォトン・ベルトを通過するのだが、ベルトに突入するのがちょうど2012年12月22日の頃らしい。フォトン・ベルトに突入して抜けるまで二千年かかるという話なのだが。

──二千年間ですか!

帥 科学者が問題にしているのは超振動光子ベルトを通過すると地球の磁場が全く変ってしまうことで、どんなことが起るか分らない。たとえば太陽フレアがバーッと吹上り地球までその炎がかかることもありうる。こうなったら地球の全てはメチャメチャになる。コンピューターが壊れるなんて次元の話じゃない。少なくとも可能性としては、地球の生命が死に絶えることすら起りうる。もちろんZがそんなことを許さないから最悪のシナリオは考える必要がないが、我々は。
但しZはこのフォトン・ベルト通過を超人種、竜人種育成の為の機会にすることは間違いない。竜人種の促成栽培というか強制栽培だね。もの凄く例外的な方法だから、ついていけない人間は逆に蓄類に堕ちる。頭も感性も、金や能力といった面でも。

──分りました。フォトン・ベルト通過を各人がどう利用できるかできないか、の問題ですね、これが最後の審判ですね。

帥 だと思う。実は2012年という年は僕がマヤ暦のことを知らない時に僕自身の頭に閃いた年だ。僕がやって来た仕事の大きな区切りの年になるのが2012年だ!と閃いた。どういう意味での区切りになるかまでは分らなかったが。だからこそ僕はマヤ暦に言及したのだし、フォトン・ベルトのことも調べた。他人の説をそのまま使うなんてことは僕にはありえないからね。

──異常気象もこういう宇宙的な現象の影響なんでしょうか。

帥 もちろんそうだ。地球温暖化が炭酸ガスだけで起っているなんてことはない。

──しかしマスコミはどうしてこういう宇宙的な話をとりあげないのでしょうか。

帥 NASAが隠している、と疑われている。この問題を研究している科学者が変死をとげた話もある。それも一人、二人のことじゃないらしい。

──恐いですね。しかしなぜ隠すのでしょう。

帥  人類がパニックに襲われることを避けるためだろう、と言われているが、それだけではないと思う。知識を独占し、自分たちの支配力を増すことを考えているのだろうね。光子兵機みたいなものを考えているのかもしれない。よく分らんがね。

帥 それにフォトン・ベルトだけでなく、相当接近するまで観測不能な木星ほども大きな巨大惑星が地球に接近しているという説はアメリカだけでなくロシア初めいろいろなところの科学者から出ている。フォトン・ベルトがなくてももしこれが事実なら太陽系のバランスが滅茶滅茶になるし、地球に衝突しないまでも近くを通れば地球の磁場は大混乱に陥る。今日の話は僕自身にとってこれから解明するテーマで今は何の結論も出さないが、何かしらの実体はある。これが僕の仕事と連動することは信じて疑わない。なぜなら僕は実体のないことは言わないどころか頭に浮びもしないからね。僕がここで言っている、喋っている、という事実の中に実体の存在を見て頂きたい。

──本日は貴重なお話をありがとうございました。

ZX暦四五九四日十三年七月三十日
(旧二〇〇六年十月十三日)

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